瀬戸内海に暮らす魚を知ることができる広島県尾道市因島の福山大学マリンバイオセンター水族館が、リニューアルしました。

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1989年に開館したこちらの水族館。瀬戸内海のことを多くの人に知ってもらおうと、無料で開放してきました。入り口を入ると目に飛び込んで来る大水槽が、今回、刷新されました。

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館内で唯一、開館から手つかずだった大水槽では、マダイやスズキなど12種・50匹が過ごしています。アクリル面は魚がぶつかったり、清掃したりする時に傷がついていましたが、研磨により見えやすくしました。

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また、大きな人工の岩も、瀬戸内海の岩礁をイメージしたデザインに変更しました。魚たちにとってすき間に隠れやすかったり、寄りかかって寝るのに好都合だったりと、メリットがあるそうです。

壁面も魚が白っぽいことから、従来の薄緑色から青色に変えて、観賞しやすくしました。

館内には大小20の水槽があり、日々、学生たちが78種・230匹の世話や生態のチェックをしています。

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学生
「魚が隠れる場所もできたので、自然体の魚の姿を見られる」

水族館は平日の午前10時から午後4時まで開館しています。