Linda Pasquini Helen Reid

[8日 ロイター] - 独スポーツ用品大手プーマが8日に発表した第1・四半期決算は、米国市場の回復を背景に売上高が市場予想と一致した。年内の受注状況は非常に良好だとの見通しを示し、株価は12%近く上昇した。

為替調整後の売上高は0.5%増の21億ユーロ(22億6000万ドル)となり、アナリスト予想と一致した。

アルネ・フロイント最高経営責任者(CEO)は決算後の投資家向け説明会で「受注は前四半期比で増加しており、下半期、特に第4・四半期は非常に好調だ」と述べた。

また、第2・四半期の売上高について、為替変動の影響を除いたベースで2─3%の伸びになるとの市場予想は適切だとの見方を示した。

同社の売上の大半を占める小売店はまだ、過剰在庫の処理に追われているが、同社の在庫は昨年3月末と比較して16.8%減少した。在庫状況は第2・四半期にさらに改善すると予想している。