[パリ 22日 ロイター] - フランスのルメール経済・財務相は22日、主要7カ国(G7)は電気自動車(EV)用バッテリーなど主要産業における中国の過剰生産能力に対抗するため、団結する必要があると述べた。

イタリア北部で今週開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議で、中国との貿易関係の均衡を取り戻すよう呼びかけると指摘。記者団に対し「(中国の)過剰生産能力を前に、G7と欧州が団結することが極めて重要だ」とした。

また、G7は凍結されたロシアの金融資産に対する共同の立場を確立する必要があり、フランスはロシア資産をウクライナへの融資の裏付けに使うという米国の提案に取り組む用意があるとした。

さらに、米欧の経済格差が拡大する中、欧州は「経済の停滞から目覚め」、今後数年間で成長率を倍増させる必要があるとした。