[パリ 5日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のフランスHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は49.3と4月の51.3から低下し、好不況の分かれ目である50を下回った。速報値は49.4だった。

4月は2023年5月以来初めて50を上回っていた。

サービス部門と製造部門を合わせた総合PMIも4月の50.5から48.9に低下。速報値の49.1からも下方改定された。

ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「複雑なメッセージとなった。5月の企業活動は若干縮小したものの、全体的な需要は2カ月連続で増加した。また、ペースは鈍化したものの、雇用もさらに改善し、将来に対する強い期待を示している」と述べた。