[ソウル 27日 ロイター] - 北朝鮮は27日、日中韓首脳がソウルで行った会談で朝鮮半島の非核化へのコミットを示したことを非難し、3カ国首脳の共同宣言を「重大な政治的挑発と主権侵害」と指摘した。

北朝鮮外務省報道官は国営朝鮮中央通信(KCNA)を通じ「今日、朝鮮半島の非核化について討議することは、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の侵すことのできない主権と、全人民の一致した意思を反映した憲法を完全に否定する、重大な政治的挑発で主権侵害だ」と述べた。

共同宣言は「地域の平和と安定、朝鮮半島の非核化に関する立場を再確認した」としている。

北朝鮮は27日未明、人工衛星の打ち上げを日本の海上保安庁に通告した。打ち上げ期間は5月27日午前0時から6月4日午前0時の間としている。