「バンカーが苦手！」という人は、脱出することに精いっぱい。出すことに苦労しない人も飛距離のコントロールばかりに意識がいってしまっていませんか？ だけど、バンカーショットは「球をどの高さに打ち出して、ピンにどう寄せるのか」も肝心。できる・できないは関係なく、球の高さを意識すれば、距離感が飛躍的によくなるんです。
ヒザの高さを保つと
球の高さがそろう！
球の高さをそろえるには、スイング中の両ヒザの高さを保つことが必須。バンカーではヒザを曲げたぶんだけ砂が取れるので、アプローチのアドレスからヒザを１センチ深く曲げ、その角度をフォローまでキープしましょう。
コンパクトに振れば
上下動しない
ヒザの角度をキープするために欠かせないのが、コンパクトなスイング。足場が不安定なバンカーで大振りすると、ヒザの高さが変わってしまうからです。スリークォーターかハーフスイングに統一し、つねに同じ振り幅にしましょう。また、無理に上から打ち込んだり、球をすくい上げたりするのもＮＧ。ヒザの角度が変わると体が上下動し、大きなミスになるので注意してください。
球をすくい上げる
フォローでヒザが伸びて体が起き上がると、ホームランやトップのミスが出る。大振りをするほど、このミスが出やすくなる。
無理に打ち込む
体が沈みこんで、左右のヒザの高さが変わってしまう。アドレスでヒザを深く曲げていれば、上から打ち込む必要はない。
レッスン＝高橋佑弥
●たかはし・ゆうや／1997年生まれ、宮城県出身。東北高校時代に団体戦で全国優勝。中央学院大学ゴルフ部を経て、PGAティーチングプロの資格を取得。現在は首都圏を中心にレッスン活動をしている。
構成＝小山俊正、写真＝相田克己、協力＝木更津ゴルフクラブ
