チェルシーに所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスが、パリオリンピック2024に出場することを望んでいるようだ。25日、アルゼンチンメディア『ESPN』が伝えている。


 現在23歳のE・フェルナンデスはFIFAワールドカップカタール2022で36年ぶり3度目となるアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手賞に選出。この活躍もあって、2023年1月にベンフィカからチェルシーに完全移籍で加入した。移籍金が当時の英国史上最高額の1億2100万ユーロ(約206億円)だったことに加え、2031年6月30日までとなる8年半契約を締結したことも話題を呼んだ。


 今季は公式戦40試合出場で7ゴール3アシストを記録していた同選手だが、長い間にわたってそけい部に問題を抱えていたことから、先月末に手術を受け、一足早くシーズンを終えていた。すでにリハビリを行なっており、6月の国際親善試合を戦うアルゼンチン代表メンバーにも招集されている。


 そんなE・フェルナンデスは現在の状態について「ケガからはだいぶ回復していて、通常通りトレーニングを行っているよ」と語りながら、「僕はオリンピックに出たいんだ」と今年7月24日から開幕するパリ五輪に出場することを望んでいることも明かした。


「(ハビエル・)マスチェラーノと話をして行きたいことを伝えた。チェルシーが行かせてくれるかどうかは見ていかなければならない」


 マスチェラーノ監督率いるU−23アルゼンチン代表は、パリ五輪ではグループBに入り、モロッコ代表、イラク代表、ウクライナ代表と対戦する予定となっている。五輪はクラブチームが選手派遣義務を負う活動ではないため、参加するためには所属するチェルシーの許可が必要になるが、果たしてE・フェルナンデスはパリ五輪に出場することができるのだろうか。