セリエA第38節(最終節)が26日に行われ、日本代表MF鎌田大地の所属するラツィオがホームでサッスオーロと対戦した。


 この試合で勝ち点1を加えると今季の7位&来季のヨーロッパリーグ出場が決まるラツィオは、「3−4−2−1」の2シャドーに鎌田を起用。その鎌田はピッチ上を幅広く動き回り、攻撃を牽引した。


 立ち上がりはラツィオが攻勢に出たものの、すでに降格が決まっているサッスオーロも意地を見せて応戦。一進一退の攻防が続く展開となった。それでも31分、ボックス左に侵入してきたルカ・ペッレグリーニのセンタリングに鎌田がニアサイドで合わせる。しかし、右のインサイドで狙ったシュートは、GKの好守にゴールを阻まれた。


 試合はゴールレスのまま後半を迎えると53分、ラツィオはマティアス・ベシーノとニコロ・ロヴェッラに代えて、フェリペ・アンデルソンとマテオ・ゲンドゥージを投入。アンデルソンが2シャドーの一角に入ったことで、鎌田はポジションをボランチに下げ、やや後方から攻撃のタクトをふるった。


 ラツィオは60分、ゴール正面やや左の位置で得たFKをマッティア・ザッカーニが直接決めて先制するが、66分に右サイドでFKを与えると、そのFKからマッティア・ヴィーティにゴールを許し、試合は振り出しに。ここから終盤にかけてはラツィオが押し気味に試合を進めてゴールに迫ったが、スコアは1−1のままタイムアップ。鎌田はフル出場を果たし、ラツィオは勝ち点1を加えたことで7位が確定し、来季のEL出場が決まった。


 試合後には、今季限りでチームを離れることが決まっているアンデルソンのお別れセレモニーも行われている。


【スコア】

ラツィオ 1−1 サッスオーロ


【得点者】

1−0 60分 マッティア・ザッカーニ(ラツィオ)

1−1 66分 マッティア・ヴィーティ(サッスオーロ)



【動画】前線に顔を見せた鎌田大地に決定機!