ニューカッスルに所属するブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスの去就に注目が集まっている。


 現在26歳のギマランイスは、母国ブラジルのアウダックス・リオデジャネイロとグレミオ・オザスコ・アウダックスの下部組織出身。2020年1月にリヨンへと完全移籍して欧州挑戦に踏み出すと、2022年1月にニューカッスルへと加入した。


 今季、ギマランイスはニューカッスルで公式戦50試合に出場して7ゴール10アシストをマーク。中盤の要として大活躍を見せた。プレミアリーグを代表するMFとなったギマランイスに対しては、数多くのクラブが獲得に関心を示している。


 イギリスメディア『TBR』は26日、ギマランイスの去就に関して報道。「ギマランイスの獲得には契約解除金として1億ポンド(約200億円)が必要と言われており、ニューカッスル側としては全額を支払えるクラブに売却することを望んでいるようだ」と伝えた。


 また、『TBR』は「選手の代理人は、資金力のあるクラブからのオファーを待っている」と報じており、来季プレミアリーグを制覇するためにギマランイスの獲得を狙っているとされるアーセナルをはじめとして、豊富な資金力があるマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン(PSG)といったクラブが獲得レースに“参戦”する可能性に触れている。


 さらに同メディアは「ニューカッスルはプレミアリーグの『収益性と持続可能性に関する規則』(PSR)に違反する可能性があるため、今夏に複数の選手の売却に動く可能性がある」と指摘。状況によっては、獲得資金が契約解除金満額の1億ポンドではなく、8,000万ポンド(約160億円)付近まで落ちる可能性も示唆した。


 ギマランイスとニューカッスルの現行契約の期限は2028年6月30日まで。マンチェスター・CやPSGといったクラブより資金力で劣るアーセナルとしては、2,000万ポンド(約40億円)減額された金額でギマランイスを獲得したいと考えている模様だ。