レンヌに所属するU−23フランス代表MFデジレ・ドゥエに対し、プレミアリーグの複数クラブが関心を寄せているようだ。26日、イギリス紙『デイリーメール』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』が伝えている。


 2005年6月3日生まれで現在18歳のドゥエは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。レンヌの下部組織出身で、2022年夏にトップチーム昇格を果たした。徐々に出場機会を増やすと、今シーズンは公式戦42試合に出場し4ゴール6アシストをマーク。世代別のフランス代表にも名を連ねており、今年3月にデビューしたU−23代表では2試合の出場で2ゴールを記録している。


 開幕が迫るパリ・オリンピックでの活躍にも期待がかかるドゥエだが、今夏にステップアップを果たす可能性が浮上しているようだ。報道によると、アーセナル、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドが同選手の獲得に興味を示しており、実際にレンヌへの問い合わせを行ったとのこと。具体的な交渉はスタートしていないが、今夏の移籍市場で争奪戦が勃発する可能性も低くはないという。


 なお、ドゥエに対してはプレミアリーグ勢の他にパリ・サンジェルマン(PSG)やバイエルン、ドルトムント、レヴァークーゼンも関心を寄せている模様。同選手との現行契約を2026年6月末まで残しているレンヌは、今夏の売却に踏み切る場合には少なくとも3500万ポンド(約70億円)以上を要求する可能性が高いと報じられている。


 欧州のメガクラブの注目を集めるドゥエ。将来性抜群のアタッカーは今夏にどのような決断を下すのだろうか。