4月30日の卒業公演をもってAKB48を卒業した柏木由紀(32)が1日、動画配信サービスShowroomの生配信を行った。

 この日はリモートの打ち合わせ、バラエティー番組の収録と、“非アイドル”初日の仕事を報告した。「コメント撮りがあって、そこで“AKB48の柏木由紀です!”って17年間言い続けてたから、あ!ってなって。“柏木由紀です!”って。それが違和感だった」と打ち明けた。

 卒業公演では全17曲に登場、歌い尽くした柏木だったが、それでも歌い足りなかったのか、この日はまさかのカラオケ生配信。「White Love」「可愛くてごめん」「マリーゴールド」など、数々のアーティストの楽曲に美声をとどろかせた。「カバーアルバム出したいな。ここで歌ってたら届くかな?誰かに。カバーいっぱいやってたら、いつかそんな機会ないかな」と、密かな希望を口にした。

 これまではAKB48グループの楽曲を歌ってきていたが、この日からは別アーティストの曲も解禁。「AKB以外が歌えるようになったんで、めちゃくちゃうれしいです」と、さまざまなアーティストの楽曲を歌った。当初は“AKB以外縛り”の予定だったが、最後に自身最後のセンター曲「カラコンウインク」だけ歌った。

 06年にオーディションに合格し、AKB48としてアイドル人生を歩み出した柏木。そのゆかりの楽曲も歌った。それは酒井法子の「碧いうさぎ」。オーディションで歌ったという1曲を歌い上げると、「これをオーディションで歌いました。これで合格しました」と懐かしんだ。さらに、同曲と選曲で迷ったという浜崎あゆみの「SEASONS」も披露。「あゆのやつを聴きすぎて、あゆになりたい人が歌ってるみたいになっちゃった」と、この曲を選ばなかった理由も明かした。

 今後も長期休暇などは予定しておらず、活動を続けるという。「お休みもいただかない予定なので。よく言われるんですけど、“卒業してどれくらい休むんですか?”って。明日も1個、番組収録に行かせていただきます」と明かした。

 「会いに行けるアイドル」からは巣立ったが、ファンクラブイベントなども予定しており、「今月、来月、この何カ月かでまた皆さんに会える機会があるので、ぜひぜひ楽しみにしていて下さい」と約束。「あらためてAKB、17年間ありがとうございました。めちゃめちゃ楽しかったです」と感謝を口にし、「私のこともですが、AKBのことも応援していただけたらなと思います」と、後輩たちへのエールも呼びかけていた。