レッドソックスは8日(日本時間9日)、上沢直之投手(30)の3A降格を発表した。代わって同日のブレーブス戦に先発するニック・ピベッタ投手(31)が負傷者リスト(IL)から復帰した。

 上沢は4月28日にメジャー初昇格。デビュー戦となった2日(同3日)のジャイアンツ戦では2回を無安打無失点。デビュー戦で2回以上を投げて、走者を一人も出さなかったのは、日本投手で初めての快挙となった。

 翌3日(同4日)のツインズ戦は2回2安打1失点。2試合、計4回を投げ、防御率は2・25だった。

 上沢は日本ハムからポスティングシステムでレイズに移籍。招待選手で今春キャンプに参加もオープン戦は4試合で0勝1敗、防御率13.03と結果を残せず、3月22日にマイナーに降格となった。

 その後、他球団からメジャー契約のオファーを待つオプションを選択。他球団がメジャー枠での獲得を申し出た場合、レイズがトレードで放出するか、メジャー枠に入れる選択をしなければならない条項が契約に盛り込まれていた。その結果、レッドソックスが名乗りを上げ、同27日に金銭トレードで移籍した。