プロボクシング元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏(49)が9日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。6日に開催された東京ドームでのボクシング4大世界戦で、WBO世界バンタム級新王者に輝いた武居由樹(大橋)と同階級で“キックの神童”でボクシング転向後3連勝を飾った那須川天心(帝拳)との比較について語った。

 元K―1王者でデビュー9戦目の武居由樹が、セミファイナルでWBO世界バンタム級王者のジェーソン・モロニーに挑戦。序盤から王者に有効なパンチを当てて、判定3―0で世界初挑戦で王座奪取。そして初のKー1とボクシング世界王者の2冠に輝いた。那須川は、この試合をリングサイドで見守っていた

 内藤氏は武居と那須川の一戦をいつか見てみたいと期待した。「那須川選手がこのまま順調に勝ち進んで、世界戦までいくにはどれぐらいかかるかな。でもそのあいだも武居選手もキャリアを積むからね。今の段階では武居選手の方が上かな」と現段階では武居の方が有利だという。

 井上尚弥が統一後返上したバンタム級戦線は、4日に西田凌佑がIBFのタイトルを奪取し、6日に武居もWBOの王座に君臨。同じ日防衛に成功したWBAの井上拓真、WBCの中谷潤人と主要4団体のベルトを日本人ファイターが占めることになった。

「井上拓真選手以外はチャンピオンになってから日が浅いからまずは防衛戦だね」と話ながらも「一組でもいいから日本人同士の統一戦をやってほしいよね」と期待した。