サッカーのフランス代表で同国1部パリ・サンジェルマンに所属するFWキリアン・エムバペ(25)が10日、自身のSNSで今季限りの退団を表明した。「フランスを離れる決断がこんなに難しいとは思いもしなかったが(クラブ加入から)7年が過ぎ、新しい挑戦が必要だった」などと語った。

 欧州のメディアでは2月から退団が広く報じられ、一部ではスペイン1部の強豪レアル・マドリード入りで合意済みと報じられている。2017年にモナコから移籍金1億8000万ユーロ(約302億円)で加入した怪物ストライカーは公式戦255得点を記録。既に3連覇が決まっている今季リーグ戦でも3試合を残して26得点を挙げて6季連続の得点王が決定的となっている。欧州チャンピオンズリーグの準決勝で敗退したチームは25日にリヨンとの決勝を控えるフランス杯で2冠を目指す。