卓球の「サウジスマッシュ2024」は6日、女子シングルスの2回戦が行われ、早田ひな（日本生命）はシャン・シャオナ（ドイツ）と対戦。3−1で勝利しベスト16進出を決めた。

■エースがトラブルにもめげず

1回戦ではリ・ホチン（香港）相手に完勝した早田。日本のエースがリオ五輪団体銀メダリストの経歴を持つペンホルダーとの2回戦に挑んだ。

第1ゲームの立ち上がりは競った展開に。シャン・シャオナの投げ上げサーブに早田は対応し、フォア、バックのラリー戦でも強さを発揮。徐々に離した早田が11−6で奪取する。

第2ゲームは早田のペースからシャン・シャオナがポイントを重ねる場面も。早田はサービスのコースで変化をつけ相手を揺さぶりをかける。終盤まで拮抗した展開は続き、先にゲームポイント奪ったシャン・シャオナに早田が8−11で奪われる。

第3ゲームもシャン・シャオナのサービスに早田が劣勢に回る場面も。早田自身もサービスでリズムを作ると、丁寧なラリーから鋭いバックストレートを見せるなど、激しい攻防は続く。7−7から早田の強打が決まり、そのままゲームポイントにつなげ、11−7で王手をかける。

第4ゲーム前に早田が鼻血を出すアクシデントで試合は中断する。状態が心配された早田だが再開後は影響を感じさせない3連続ポイントでシャン・シャオナがタイムアウト。その後も早田のペースは変わらず11−5でゲームを奪い、最後は笑顔を見せた。