ドジャース大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地で行われたマーリンズ戦に「2番DH」で先発出場。第1打席で3試合連発の11号アーチ、第3打席には右前安打と今季8個目の盗塁、さらに第4打席にも四球で出塁。9個目の盗塁を記録した。

試合は、ドジャース打線が序盤の打ち合いを制して6−3で勝利。チーム5連勝を飾った。

■「ただただ驚くばかり」

前日のブレーブス戦では2本のアーチを放つなど、4打数4安打3打点と大活躍を見せた大谷。この日も序盤から打撃好調、本塁打含むマルチ安打に2盗塁と圧巻のパフォーマンスでチームの勝利に貢献した。

この日は、現地中継にドジャースのクレイトン・カーショー投手が登場。通算210勝を誇るレジェンド左腕も、大谷の姿に度肝を抜かれたようだ。カーショーは「ショウヘイがアナハイム(エンゼルス)でこれほど好調だった記憶はないな。ハイライトでは見てたけど、これほど絶好調だったのは一度もなかった。打つ打球はどれもとにかく強い。どうやったら打てるのか……僕にはもう理解できないよ、誰もわからないと思う。ただただ驚くばかり。信じられないよ」と、苦笑いで半ば呆れ顔といった様子だった。

大谷はこの試合4打席に立ち、11号本塁打含む3打数2安打2打点1四球。2つの盗塁も成功させ今季失敗なしと、フィールドを縦横無尽に駆け回った。5月に入り、さらに凄みを増す大谷の勢いは留まるところを知らない。