優勝を飾ったルブレフ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで5日に閉幕したムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)では、最終日に行われたシングルス決勝で第7シードのA・ルブレフがF・オジェ アリアシム(カナダ)を4-6, 7-5, 7-5の逆転で破り、同大会初優勝を果たした。ルブレフはこの優勝により、現役選手では5人目となる異なるクレーコートの「ATPマスターズ1000」を制した選手となった。

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26歳のルブレフは大会開始前までマッチ4連敗と不調に陥っていたが、1回戦で久しぶりの白星を挙げると、準々決勝では大会2連覇中だった第2シードのC・アルカラス(スペイン)を破るなどし決勝に進出した。

そして決勝ではオジェ アリアシムに対し第1セットを落としたものの、見事な逆転劇で大会初制覇を成し遂げた。

ルブレフが「ATPマスターズ1000」で優勝するのは昨年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)以来 約1年ぶり2度目。

ロレックス・モンテカルロ・マスターズ、ムチュア・マドリッド・オープン、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)と3大会あるクレーコートの「ATPマスターズ1000」のうち複数の大会を制覇するのは、現役選手ではルブレフが5人目となった。

ルブレフ以外ではN・ジョコビッチ(セルビア)、R・ナダル(スペイン)、A・マレー(イギリス)、A・ズベレフ(ドイツ)の4選手のみが達成しており、そのほかの現役選手は達成していない。

なお、引退はしているがR・フェデラー(スイス)もムチュア・マドリッド・オープン以外の2大会の最高成績は準優勝となっており、この記録は達成していない。

8日に開幕する今季最後のクレーコートの「ATPマスターズ1000」であるBNLイタリア国際で、さらにこの記録に名を連ねる選手が現れるか注目される。


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