「オールド」のM・ナイト・シャマランがプロデューサーを務め、実の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが、自らの脚本で長編初監督となるホラー映画「ザ・ウォッチャーズ」が6月21日(金)に日本公開される。公開に先駆けて、場面写真とメイキングカットが解禁された。

■大ヒットメーカーの父と娘がタッグを組んだリアリティーホラー作品

「シックス・センス」や「オールド」など“マスター・オブ・サプライズ”の称号で常に多くの映画ファンを虜にしてきたM・ナイト・シャマラン。アカデミー賞に二度ノミネートされ、総興行収入は33億ドル超を記録する大ヒットメーカー。

そんなシャマランがプロデューサーを務め、実の娘であるイシャナ・ナイト・シャマランが自らの脚本で長編初監督を手掛けた衝撃の“覗き見”リアリティーホラー「ザ・ウォッチャーズ」が、6月21日(金)より日本公開となる。

■弱冠24歳の監督デビュー 天才のDNAを受け継ぐ才能に注目

本作は、これまで父のM・ナイト・シャマラン監督作「オールド」「ノック終末の訪問者」などの製作にも参加したイシャナ・ナイト・シャマランが、弱冠24歳にして監督デビューを飾る作品。

「IT(イット)」、「アナベル」、「死霊館」シリーズなど多くの大ヒットホラー作品を生み出しているワーナーホラーとのコラボでどのような世界を見せてくれるのか。初公開されたメイキングカットには、森の中で演出するイシャナと彼女の指示に注意深く耳を傾けるキャストたちの姿がおさめられている。

■謎が謎を呼ぶ「ザ・ウォッチャーズ」あらすじ

ダコタ・ファニング演じる28歳の孤独なアーティストのミナは鳥籠に入った黄金色の鳥を届けるために指定の場所に向かうが、道中で不気味な森に迷い込んでしまう。そこには行方不明者捜索の貼り紙があり、不穏な展開を予感させる。

迷い込んだのは地図にはない森。スマホやラジオが突然壊れ、車も急停車する突然の事態に、車外に出て助けを求めるが、乗ってきた車が忽然と消えてしまう。地面からは不気味な音、木々の間を黒い鳥の群れが飛び交い不安にかられているミナに「ドアが閉まるまであと5秒」という女性の声が届く。

逃げ込んだガラス貼りの部屋には、見知らぬ3人の男女がいた。彼らは混乱するミナに「奴らは待ってくれない」、「奴らは毎晩来て、あちら側の窓から私たちを監視する」と告げる。彼らは毎晩訪れる“何か”に監視されているという。

「この部屋にはどのくらい?」部屋の秘密を尋ねるミナだが「わからない」と素っ気ない返事をする女。暗闇から迫る手、木に貼り付けられた人骨のオブジェ、地面に空いた大きな穴…そして森の中でミナは恨むような表情の自分自身の姿を目撃するのだった。

■1つでも破ったら殺される…定められた禁断の3つのルール

ミナが3人と閉じ込められ、何者かに監視されるガラス貼りの部屋には3つのルールが定められている。

「“監視者”に背を向けてはいけない」
「決してドアを開けてはいけない」
「常に光の中にいろ」

この禁断の3つのルールのうち1つでも破ったら殺されるという。地図にない森で、誰が、何の目的でこのようなことをするのか。“監視者(ウォッチャーズ)”とは一体何者なのか、謎が謎を呼ぶ衝撃の展開が待ち受ける。

■話題の俳優陣が出演

謎の存在に毎晩監視される事になるミナを演じるのは「アイ・アム・サム」で天才子役として一躍脚光を浴び、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「オーシャンズ8」などの話題作に出演、現在Netflixドラマ「リプリー」でも話題のダコタ・ファニング。

さらに60代のグループのリーダー的存在マデリンを「Tarot(原題)」のオルウェン・フエレ、20代の若妻シアラを女優兼モデルで「バーバリアン」のジョージナ・キャンベル、未熟で衝動的なグループ最年少19歳の少年ダニエルを人気短編シリーズ「世にもおぞましい物語」のオリヴァー・フィネガンが演じるほか、30代のシアラの夫役をイギリスのミュージカル俳優で「レ・ミゼラブル」のアリスター・ブラマーが務めている。