勝負強さを発揮する得点王

ラウタロ・マルティネスは今季のセリエAでリーグ優勝を果たしたインテルにおいて、今季から就任したキャプテンとして、そして現在、リーグの得点王としてチームに欠かせない活躍を見せた。そんなラウタロは自身の今後についてイタリアのテレビ番組『Che Tempo Che Fa』の取材に応じ、次のように語った。

「僕はバンディエラだと言われている。感謝しているよ。サッカーでは何が起こるかわからないけど、ミラノで幸せなのは確かだ」

ラウタロはインテルで今季も含めて2度のセリエAとコッパ・イタリア、3度のスーペルコッパ優勝に貢献してきた。特に今季のリーグ優勝はインテルがミラノダービーで永遠のライバルクラブであるACミランを下してのセリエAチャンピオンになるという印象的な優勝だった。

また昨季のチャンピオンズリーグで、ラウタロはACミランとの準決勝セカンドレグでゴールを決め、チャンピオンズリーグ決勝進出に貢献している。その時のゴールをラウタロは「最も重要なゴールだった」と語った。

「我々は並外れた旅をしてきた。強い価値観を持った選手たちがいる。(チャンピオンズリーグの)決勝に進むのは簡単なことではないが、我々は素晴らしい試合をし、(昨シーズンの)決勝に進出した」

ラウタロはこれまで出場してきたミラノダービー15試合で8得点と無類の勝負強さを発揮し、クラブのタイトル獲得に大きく貢献してきた。現在26歳にしてキャプテンを任され、重要な試合でゴールを決め続ける得点王の存在はインテルにとって今後も重要となるだろう。