指揮官が我慢の限界?

パリ・サンジェルマンではFWキリアン・ムバッペの今季限りでの退団が既に発表されているが、同選手だけでなくFWウスマン・デンベレも今夏でクラブを去る可能性があるようだ。

デンベレは、昨年夏にバルセロナからパリに加入し、今季は公式戦41試合に出場して5ゴール14アシストを記録。左右両足を使ったスピードのあるドリブル突破を武器にして、パリの攻撃の牽引役を担った。

しかし、フランスメディア『RMC Sport』は、パリのルイス・エンリケ監督がボルシア・ドルトムントとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でのデンベレのパフォーマンスに不満を持っていることに加えて、同選手が先週末にチーム活動から外れてカンヌで行われたイベントにムバッペと一緒に参加していたことから、デンベレと一緒に働く意欲を失っていると指摘。2028年6月末まで契約が残っているものの、今夏での放出もあり得るという。

パリのチーム関係者は、デンベレが先週末にチームを離れることは事前に了承していたものの、カンヌでパーティに参加することは知らされていなかったようだ。また、パリは25日(現地時間)にリヨンとの国内カップ戦クープ・ドゥ・フランス決勝を控えているが、エンリケ監督はデンベレを起用しない方針であるとも同メディアは伝えている。

デンベレは、ドルトムントやバルセロナに在籍していた頃から数多くの問題を引き起こしてきた。深夜までテレビゲームに夢中になって練習に遅刻、移籍話が破談になりかけるとチーム活動から無断で離脱など同選手絡みのトラブルは数えきれない。

果たして今回も素行の悪さが原因で退団となってしまうのだろうか。