チームに欠かせない存在に

パリ・サンジェルマン(PSG)の指揮官ルイス・エンリケが今シーズンの最優秀選手に選んだのはポルトガル代表MFヴィティーニャ(24)だ。英『Daily Mail』が報じている。

チャンピオンズリーグ(CL)こそ逃してしまったものの、リーグとクープ・ドゥ・フランスを制して国内2冠を達成したPSG。中でもエースのキリアン・ムバッペは公式戦48試合で44ゴール10アシストという圧巻の数字を残した。

今夏での退団が決まり、PSGで素晴らしいラストシーズンを過ごしたムバッペだが、エンリケは今シーズン傑出した活躍を見せた選手と問われると、次のように答えた。

「ヴィティーニャは間違いなく今季のPSG最優秀選手だ。疑いの余地はない。サッカー選手としての資質を総合すれば、彼はPSGで最高の選手だ。我々の選手は皆優秀だが、ヴィティーニャは別格だ」

エンリケが絶賛するのは2022年にポルトからやってきた24歳だ。ヴィティーニャは加入一年目から出場時間を得ていたが、今シーズンは大きく飛躍。1年目は48試合で2ゴール4アシストだったのに対し、今シーズンは46試合で9ゴール5アシストを記録。得点力を開花させた。数字だけ見ても同選手の成長は明らかだが、今シーズンはより自信を深めており、ピッチにおける存在感は格段に増している。エンリケ率いるPSGで欠かせない存在にまで成長を果たした。

ムバッペ退団のPSGは来シーズンから新時代を迎える。そのPSG新時代を担う中心選手の1人となるのが、ヴィティーニャだ。まだまだ成長が楽しみなヴィティーニャには来シーズン更なる飛躍が期待される。