欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦(1日=日本時間2日)で、初制覇を目指しているパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)はアウェーでドルトムント(ドイツ)に0―1で敗れた。第2戦は7日にパリで行われる。

 PSGは前半36分に先制を許すと、猛攻に転じて、敵ゴールに迫る。後半6分にはエースのフランス代表FWキリアン・エムバペ(25)が左サイドから放ったシュートがポストに阻まれると、その直後にモロッコ代表DFアフラク・ハキミのシュートもポスト直撃とチャンスを逃した。その後も果敢に攻めたが、エースは不発でゴールネットを揺らせなかった。

 ルイス・エンリケ監督は「難しい試合だった。これはCLの準決勝。簡単ではないことはわかっていた。特に2度ポストに当たった後、ドレッシングルームは少し落ち込んだ」と振り返り、本拠地で行われる第2戦に向けて「私たちは観衆を味方につけることになるので、今日よりも効果を発揮しなければならない」と必勝を誓っていた。

 今季限りで退団が確実なエムバペは自身のゴールでPSGに〝置き土産〟を残せるか。