パリ五輪レスリング女子53キロ級日本代表の藤波朱理(20=日体大)が26日に都内で取材に応じ、独自のルーティンを明かした。

 3月に左ヒジを脱臼して手術を行い、1週間ほど前にスパーリングを再開。五輪に万全な状態で出場できるか懸念されていたが、「順調に回復していてまだ本調子ではないが、100%でスパーリングできている」と現状を説明した。

 パリ五輪まであと2か月。藤波は、リハビリ中に母親と作った日めくりカレンダーでカウントダウンをしているという。そこには決勝までの日数と〝パリ金まで〟と書かれており「朝起きて日付を変えて、よしって気持ちでスタートする」と日々気持ちを盛り上げている。

 現在公式戦133連勝中で金メダルにも期待がかかる。「(五輪は)憧れの舞台だったけど、今では金メダルを取る場所と思っている」と意気込んだ。