ボクシングの元2階級制覇王者でKWORLDジムの亀田大毅会長(35)が実父でトレーナーを務めている亀田史郎氏が日本が誇る〝モンスター〟を認めない理由について、解説した。

 次男の大毅会長を含めて〝亀田3兄弟〟を世界チャンピオンに育てた史郎氏は世界スーパーバンタム級4団体統一王者となり、世界で最も権威ある「リング」誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない最強ランキング)1位にもなった井上尚弥(31=大橋)に対し、辛らつな意見を展開。かたくなに「世界最強」を認めない姿勢には各方面から疑問の声も多く出ている。

 こうした状況に大毅会長は自身のユーチューブチャンネルを更新。「おやじも〝井上は強い〟って言っているけど、井上の話になると感情的になる」とし、その理由について「(史郎氏は)和毅がもっとできると思っているから。ちょっと歯がゆいと思うねんな」と指摘。亀田家の三男で元2階級制覇王者のIBFフェザー級4位・和毅(32=TMK)の存在がモンスターへの反発になっているという。

 同会長は「和毅が頑張れっていう話で。和毅も(井上と)同じ場所にいけるくらいのポテンシャルはあるから(史郎氏は)尚弥の話になると感情的になるというか…」とし「(史郎氏が展開するユーチューブなど)面白おかしく見たってください。(階級が)近いから。違う階級なら(批判的に)なっていないんで」と説明していた。