21年ローズSを制したアンドヴァラナウト
21年ローズSを制したアンドヴァラナウト

 JRAは11日、2021年のGⅡローズS覇者アンドヴァラナウト(牝6・池添)が競走馬登録を抹消したことを発表した。今後は北海道・安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。同馬は6日のGⅢ京都金杯(10着)後に右第1指節種子骨々折が判明していた。

 祖母に名牝エアグルーヴを持つアンドヴァラナウトは父キングカメハメハ、母グルヴェイグ(その父ディープインパクト)の血統。20年11月にデビューを果たすと、3戦目(21年4月)に初勝利を達成。先のローズSでは3代母ダイナカールから4代連続で重賞制覇を成し遂げた。その後のGⅠ秋華賞で3着に入り、4歳時の22年にはGⅡ阪神牝馬S2着、GⅡ府中牝馬S3着と牝馬限定戦で活躍した。血統表には近年の日本競馬を支える名血が並ぶだけに繁殖としても期待が高まる。

 JRA通算17戦3勝、獲得賞金は1億4455万1000円(付加賞含む)。

著者:東スポ競馬編集部