曹洞宗本瑞寺(三崎1の19の1)で5月12日(日)、第26世の新住職・洞外文敬さんが正式に任地である同寺に入る儀式「晋山式(しんざんしき)」が行われる。1985(昭和60)年11月以来、38年ぶり。前住職の文隆さんは3年前に逝去。文敬さんは「生前に行いたかった」と振り返るが、当時文隆さんは病に伏せていたこともあり、今に至ったという。

「桜の御所」で知られる本瑞寺。平安時代の1058年、鎌倉に創設されたという言い伝えがあるが、室町時代の1394年に上総の佛光普照禅師が三崎に創建した時から歴史は始まった。

当日は艶やかな衣装を身にまとった稚児たちが新住職や檀信徒ら行列の導き役として、日の出区の商店街を午前9時30分に出発。10時に同寺へ到着。また文敬さんは「地域の皆さんの記憶に残るように」と海南神社の協力を得て、近隣住民による木遣りも披露される。晋山式は11時から。

詳細は同寺【電話】046・881・2474