ヨーロッパの刺しゅうを基に独自の手法を駆使して布地に装飾を施す「戸塚刺しゅう」の作品を集めた展示会が5月9日、岡山市の岡山高島屋で始まりました。13日まで開かれ、期間中は体験講習会なども予定されています。
戸塚刺しゅう協会岡山支部が開いているもので、会員100人余りが制作したポシェットや手提げかばんなど、およそ200点が展示販売されています。
戸塚刺しゅうは、フランス刺しゅうを基礎にしたものですが、さまざまな手法を多用し多彩な糸を用いることで、日本人好みの深みのある装飾を作り出すことができるということです。
今回のテーマは「藍色で楽しく表現」。児島のデニム生地に10種類以上の縫い方を組み合わせ、色彩豊かな花畑を表現したエプロンは、花びらの縫い目にわずかに隙間を残すことで、風に揺れるような立体感を生み出しています。