能登半島地震の影響で閉館していた富山市の旧馬場家住宅が営業を再開しました。

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旧馬場家は、江戸時代より北前船を多く所有した廻船問屋です。トオリニワと呼ばれる長い通路やオイと呼ばれる33畳もの大広間が当時の繁栄を今に伝え、国の登録有形文化財に指定されています。

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地震の影響で複数の壁に亀裂や破損が発生したほか、地盤の変化により、土間と床の間に隙間ができましたが、建物そのものには、大きな被害はなかったということです。破損か所の修繕や安全確認を終えたことから5月1日から営業を再開しました。

一方、隣の旧森家は被害が深刻なため耐震補強工事を終えるまで当面休館の予定です。