ゴールデンウィークを迎えた観光地にまたクマが現れました。現場には猟友会が駆け付け、緊迫の事態となりました。

■子グマ草むらに 口モグモグと

 口をもぐもぐさせて何かを食べているようです。

 子グマが現れた場所は盛岡駅から車で約20分。一級河川の「雫石川」沿いにある観光施設「盛岡手づくり村」です。

 ゴールデンウィークの書き入れ時で、2日も家族連れなど多くの観光客が訪れています。

観光客
「(Q.車が止まっている辺りに居座っている)まだいるんですか?びっくり、知らなかった。ちょっと怖い。駅でアナウンスがあれば良かった」

■GW観光地にクマ 現場に緊張

 この観光施設には1日も体長20センチほどのクマが出没。警察は同じ個体とみています。

 現場に駆け付けたクマの専門家は…。

岩手大学 農学部 山内貴義准教授
「今、現場に来ている。周りに新緑、山菜がある。恐らく自然のものを食べている。去年のクマの出方を見ても人にかなり慣れている、人を見ても逃げないクマが増えている。クマを見掛けた場合は大声を出して驚かせずに、なるべく距離を取ってもらいたい」