高度な治療を必要とする重症の子どもをジェット機を使って搬送する「ドクタージェット」の試験運航が羽田空港で行われました。

日本重症患者ジェット機搬送ネットワーク 福嶌教偉理事長
「何とかこの日本の国の中で子どもを助けたい」

 日本重症患者ジェット機搬送ネットワークは、心臓の病気など高度な医療が必要な子どもたちをジェット機に乗せて、遠く離れた医療施設へ搬送する「ドクタージェット」の取り組みを進めています。

 試験運航はすでに他の空港では行われていますが、羽田空港では初めてとなりました。

 心臓の病気を持つ男の子を新潟県内の小児科から都内の医療センターまで、およそ3時間で無事に搬送したということです。

 「ドクタージェット」の取り組みが実現すれば、大都市に限られがちな高度な専門的医療を地方の子どもたちも受けられるようになります。

 搬送ネットワークによりますと、再来年4月ごろからの運用を目指しているということです。