ヘタフェのアンヘル・トーレス会長は、マンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入中の元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(22)について、来シーズンも残留を望んでいるようだ。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ユナイテッドの下部組織出身であるグリーンウッドは、将来を嘱望される存在でありながら2022年1月に強姦未遂などの容疑がかけられ活動停止。その後、2023年2月に訴訟が取り下げられるもユナイテッドで復帰するチャンスはなく、今シーズンはヘタフェにレンタル移籍で加入した。

初挑戦となったスペインの地ではそのポテンシャルを遺憾なく発揮しており、ここまで公式戦32試合出場10ゴール6アシストを記録。この活躍を受けて、バルセロナやユベントスからの関心も噂されている。

そんな中、スペインのラジオに出演したトーレス会長は、本人が望むのであればヘタフェに残ってほしいと希望。一方で、今夏の移籍市場で相応のオファーがあれば、ユナイテッドが売却を決断するだろうとの見方も示している。

「グリーンウッドについては本人や両親、そしてクラブ次第で、もう1年ヘタフェでのプレーを続けることは可能だ。ただ、マンチェスター・ユナイテッドは良いオファーがあれば、売却を望むだろう。グリーンウッド側にマンチェスターへ戻る意思はないだろうからね」

「我々は6月末まで待つ必要があるだろう。家族も選手も、ここでの生活はとても快適に感じているし、ファンにも恵まれている。ここへやって来たとき、彼は16カ月間プレーしていなかった。それでも彼は調子を取り戻し、リーグ戦で8ゴール、コパで2ゴールを決めてくれたんだ」

「ファンも監督も、彼にはとても満足しているよ。もうあと1シーズン、あるいは少なくとも来年1月までは、我々と一緒にいてほしい。彼は良いフットボーラーだ」

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