■これまでのあらすじ
清一は昔からプレゼントのセンスがズレていた。静香はそうした感覚のズレに薄々気付いていたものの、ふたりは交際半年で結婚。しかし、新婚旅行の計画も的外れだった上に、喜ばないと怒って手が付けられなくなる清一の本性に静香は絶望する。地雷を踏まないように怯える静香だったが、出産後も夫からのいらないプレゼントへの感謝の強要は続き、反論すると大声で怒鳴り散らされ、説教される日々で…。
ある日、共有財産から勝手に高級車を買われ、さすがにいらないから返品するようにと言い返した静香をまたしても激しく罵倒した清一。いよいよ離婚を覚悟して、静香は友人宅に逃げ込んだのだった。

【妻SideStory】






子どもを連れて家出してきた私を、友人たちはやさしく受け入れてくれました。
感謝を強要する夫の仕打ちをすべて打ち明け、ふたりから「静香は十分頑張った」と言われたとき、私は涙が止まりませんでした。
私がおかしいわけじゃなかった…。もう我慢しなくてもいいんだ…。
背中を押してくれた頼もしい友人たちには感謝しかありません。

離婚に向けた第一歩へ、私が夫と話し合うために帰宅すると、自宅には信じられない物が並んでいました。


※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:みちこ
(フィクション・スタジオ)