【金海聯合ニュース】韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死去から15年となる23日、盧氏の故郷で墓地がある南東部・慶尚南道金海市の烽下村で追悼式が営まれた。

 追悼式は烽下村の生態文化公園で、「今の実践があすの歴史です」をテーマに執り行われた。これは盧氏が2004年にフランス・パリのソルボンヌ大で行った演説の一節だ。

 夫人の権良淑(クォン・ヤンスク)氏ら家族をはじめ、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領夫妻、金振杓(キム・ジンピョ)国会議長、韓悳洙(ハン・ドクス)首相が参列した。盧氏の大統領在任中に秘書室長を務めた文氏は3年連続の出席。与党「国民の力」トップの黄祐呂(ファン・ウヨ)非常対策委員長、盧氏の流れをくむ最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表ら政界関係者も顔をそろえた。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は花輪を送るとともに、大統領室の洪哲鎬(ホン・チョルホ)政務首席秘書官を派遣して哀悼の意を伝えた。

 全国各地から盧氏をしのぶ人々が訪れ、会場に準備された2500席を埋め尽くした。立ったまま追悼式に参列する市民も多かった。主催側によると、参列者は推定で約5000人に上った。