立憲民主党の泉健太代表が8日、次期衆院選徳島1区の公認候補に内定した元博報堂社員の高橋永氏(48)と徳島市内で記者会見を開いた。

 泉代表は「三木武夫元総理の孫ということで知っていただいていると思うが、民間企業で様々なアイデアを駆使する仕事をしてきた人物。地方創生にも強い関心を持っている」と評した。高橋氏は最も取り組みたいこととして、「生活の余裕や豊かさを取り戻すための経済政策」を挙げた。また、「世襲かどうかを判断するのは市民一人ひとりだが、祖父や(元参院議員の)母から支援組織などを引き継いだわけではない。引き継いだのは、政治にかける熱い思いや市民を信頼する姿勢だ」とも述べた。今月、東京から県内に生活拠点を移したという。支援する市民グループも立ち上がった。

 徳島1区にはほかに、自民現職の仁木博文氏(57)、維新現職の吉田知代氏(49)=比例四国ブロック=、共産新顔の久保孝之氏(60)が立候補する見通し。(相江智也)