【ヨーロッパリーグ】アタランタ 3−0 レヴァークーゼン(日本時間5月23日/アビバ・スタジアム)

 今季51試合の無敗記録を持つ最強レヴァークーゼンを沈めたのは、アタランタが誇るゴールハンターの逆足ゴラッソだった。アタランタに所属するナイジェリア代表のFWアデモラ・ルックマンが、ヨーロッパリーグ(EL)のファイナル史上初となるハットトリックを達成。ビューティフルゴールに「ヒーロー爆誕」とファンも大興奮となった。

【映像】ヒーロー爆誕! 急加速して左足ゴラッソを叩き込んだ瞬間

 クラブ史上初となるEL優勝を目指すアタランタが、今季の公式戦51試合無敗と圧倒的な強さでブンデスリーガを制したレヴァークーゼンと対戦した。

 タイトなマンツーマンディフェンスで試合の主導権を握るアタランタは、12分、26分とルックマンがネットを揺らす。迎えた75分に歴史的な一発が決まった。

 アタランタは自陣でレヴァークーゼンの攻撃を食い止めてカウンターを開始。中央をドリブルで突破してくFWジャンルカ・スカマッカに並走する形で左サイドから攻め上がったルックマンが、ボックス手前でボールを受ける。DFエドモン・タプソバと対峙すると、ボールをひと跨ぎしてから縦に急加速。最後は利き足ではない左足でゴールの右隅に弾丸シュートを叩き込んだ。

 EL決勝史上初となるハットトリックを決めたルックマンの下に歓喜の輪が広がる。アタランタ・サポーターもフェンスによじ登り喜び爆発となった。

 このゴールについて解説を務める坪井慶介氏は「持ち運んだスカマッカも良かった。引きつけておいてルックマンのスペースをあけましたね」とラストパスを送ったスカマッカのプレーを称賛。さらにルックマンについては、「今度はカットインではなく外でしたね。(2点目の)カットインをフェイクに縦にいって左足。ドリブルの技術、シュートの技術も素晴らしいですが、駆け引きの上で優位に立っていましたね」とコメントし、2点目のカットインが布石となって生まれたゴールだと分析した。

 視聴者たちもこのゴールに反応。「ヒーロー爆誕」「素晴らしすぎるんだが」「えぐいって」「めっちゃいいシュート決めるやんw」「個人で切り裂いたな」「左もあるんかよ」「楽しんでプレーしてるもんな」など、ルックマンの活躍ぶりを称賛している。

 ルックマンの活躍でレヴァークーゼンを3−0で撃破したアタランタは、クラブ史上初となるEL制覇を成し遂げた。

(ABEMA/WOWSPO/ヨーロッパリーグ)

【映像】ヒーロー爆誕! 急加速して左足ゴラッソを叩き込んだ瞬間