<大相撲五月場所>◇十四日目◇25日◇東京・両国国技館

 まさに一瞬の出来事。目の前で起こった光景に観客も驚きの顔を浮かべた。元関脇の十両六枚目・若隆景(荒汐)が、十両十二枚目・阿武剋(阿武松)をタイミング良くはたき込み、この瞬間に、単独トップに立った。

【映像】観客も驚いた若隆景の“瞬殺”

 ここまで強い相撲で、十両というステージで結果を残してきた若隆景が優勝まであと一歩のところまで迫った。同じく1敗と優勝を争っていた新十両・阿武剋相手に頭で当たってから、タイミング良くはたき込んだ。あまりのスピード勝負に観客には驚きの表情を浮かべている姿もちらほら。この勝負を受け、「低く来るの見透かしてたな」「うまい!!!」「つおい」などのコメントも寄せられていた。

 若隆景は、昨年名古屋場所以降、6場所ぶりの幕内復帰も見えてきた。千秋楽で十両十二枚目・對馬洋(境川)を敗れば、無条件で優勝が決まる。
(ABEMA/大相撲チャンネル)