和歌山県新宮市熊野川町の国道168号沿いに広がる田んぼに、こいのぼりが掲げられた=写真。「端午の節句」(5月5日)を前に、紀伊半島大水害(2011年9月)からの復興を願って毎年続けている取り組み。5月13日ごろまで、新緑の山々を背に30匹が泳ぐ。
 「熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会」(下阪殖保会長)の事業。高さ約12メートルの柱6本を立て、それぞれ5匹のこいのぼりを掲げた。最も大きい物は7メートルほどある。
 下阪会長(77)は「紀伊半島大水害から今年で13年になるが、こいのぼりを皆さんに見ていただくことで『熊野川町は元気ですよ』というメッセージが伝わればうれしい」と話している。