136m本塁打含む3安打2打点の活躍、宿敵ジャイアンツからすれば…

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地サンフランシスコで行われたジャイアンツ戦に「2番・DH」で先発出場し、12号ソロを含む3安打を記録した。チームも10-2で大勝。これに落胆しているのが敵地の番記者だ。大谷のヒーローインタビューでの言葉に「傷口に塩」を塗りこまれたような心境に陥ったという。

 大谷は初回の打席で左飛に倒れたものの、4回先頭の第2打席で右中間へ飛距離136メートルの特大弾。5回無死一塁では中前打を放ち、7回には無死三塁から左翼へ適時二塁打を運んだ。3安打2打点の活躍で、試合後はグラウンドで地元局「スポーツネットLA」のインタビューを受けた。

 同局が公式X(旧ツイッター)で公開した動画によると、ドジャースとジャイアンツのライバル関係をどう感じたかという問いに大谷は「(オラクル・パークは)クラシックで素敵な球場というか、好きな球場の一つですし、ファンの人たちも熱狂的で、いいゲームだったなと思います」と答えた。本塁打については「初球から比較的甘いボールをしっかり振れたので、その結果かなと思います」と意図通りの打撃だったとしている。

 これに反応したのが、ジャイアンツの地元放送局「NBCスポーツ・ベイエリア」のダルトン・ジョンソン記者。自身のX(旧ツイッター)で「サンフランシスコで、ドジャースとジャイアンツのライバル関係を初めて味わったことについて尋ねられたショウヘイ・オオタニは、いかにここの景色が美しいか話し、ここで本塁打を打つバリー・ボンズを見ていた思い出について語った」とつづった後に、こう残している。

「傷口に塩だ」

 大谷はこの日の本塁打が、オラクル・パークでの初本塁打。素直に敵地の球場をほめた言葉が、敗者にはトゲのあるものとして突き刺さったようだ。

(THE ANSWER編集部)