黒部峡谷の電源開発の歴史が体感できる、富山の新たな観光コース「黒部宇奈月キャニオンルート」。新田八朗知事は9日の記者会見で、ロゴマークができたと発表した。

 デザインは山全体を示し、キャニオンルートが貫く黒部の奥山とタル沢横坑から望む裏剱、中央のギザギザはV字峡谷を流れる黒部川や氷河を表現しているという。

 新田知事は「シンプルで(ルートが)ぎゅっと凝縮され仕上がっている」と評価。専門ガイドのユニホームや県内産品を活用した土産などに使うことを想定している。

 同ルートは6月30日の開放予定だったが、能登半島地震の影響で、秋に延期されている。(朝倉義統)