◆ 2023年より新設されたリーグ公式表彰

 セ・リーグ公式配信番組「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」が9日に生配信され、番組内で『3・4月度 JERAセ・リーグAWARD』の公開選考会を実施。ヤクルトのミゲル・ヤフーレが月間大賞に輝いた。

 『JERAセ・リーグAWARD』は2023年より新設されたリーグ公式表彰で、JERAセ・リーグ公式戦全375試合(日本生命セパ交流戦を除く)において、公式記録員が当該試合で“勝利に最も貢献した選手”を1名選出。この回数を月単位でチーム別に集計し、ノミネート回数が最も多かった選手が球団代表選手となる。

 6名の代表選手は翌月の「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」の番組内で実施される公開選考会に進み、レジェンドOBたちの討論によって1名の月間大賞を選定。表彰選手には(株)JERAより賞金が贈られる。

 公開選考会では、各選手の活躍ぶりを振り返ったうえで、出演したレジェンド6名が月間大賞にふさわしいと思う選手1名に投票。3・4月度の公開選考会ではレジェンドが「昨年からやってきて、今回が一番難しい……」と口を揃えた合議の末に、6名の投票で阪神・森下翔太とヤクルト・M.ヤフーレが2票ずつを獲得し決着は決選投票へ。その結果、お互い3票ずつ獲得と再び同数で並び、最後は議長を務めた宮本慎也氏の選定によりM.ヤフーレが月間大賞に輝いた。

 議長を務めた宮本慎也氏は「春季キャンプの時に伊藤コーチが『ヤフーレおもしろいぞ』と言っていたんですよ」と話し、開幕前から注目していたことを明かすと、続けて「凄いボールがあると言うわけでは無いですが、ボールを散らして、上手いピッチングをするなという感じがします」と助っ人右腕の“投球術”を高評価した。


◆ 3・4月度 JERAセ・リーグAWARD

<ヤクルト>
ミゲル・ヤフーレ

・ノミネートプレー
[3/31]6回2失点の好投で来日初勝利
[4/14]6回無失点と粘りの投球で勝利投手に
[4/29]9回94球、3安打完封とマダックスを達成


◆ 3・4月度の球団代表選手

<阪神>
森下翔太

<広島>
床田寛樹

<DeNA>
度会隆輝

<巨人>
岡本和真

<ヤクルト>
ミゲル・ヤフーレ

<中日>
涌井秀章