◆ 村上に対しフルカウントからド真ん中へ直球勝負!

 広島は投手陣が踏ん張りヤクルトに2−1で勝利。再び貯金生活に入った。

 先発の床田寛樹は立ち上がりから安定した投球。6回は二死満塁でライナー性の飛球を許したが、これを中堅・秋山翔吾が好捕するなどバックの堅守も光った。8回はセットアッパーの島内颯太郎、9回は守護神・栗林良吏が1イニングずつをパーフェクト救援。7回5安打1失点の床田はリーグトップタイの4勝目(2敗)、栗林は10セーブ目(1敗)をマークした。

 盤石の継投で逃げ切った広島。14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、8試合連続で無安打無失点リリーフを披露した島内にスポットを当てた。

 セットアッパーが登場したのは1点リードの8回。この試合3番に入った村上宗隆から始まり、4番のドミンゴ・サンタナ、5番のホセ・オスナと続くタフな場面だった。島内は先頭の村上に対しフルカウントとしたが、最後は真ん中付近の152キロ直球で三飛斬り。続くサンタナ、オスナは連続三振に仕留めヤクルトの中軸を完璧に封じた。

 この快投にMCの高木豊氏は「8試合連続無安打無失点、素晴らしい」と絶賛。解説を務めた館山昌平氏も「3、4、5番をピシャっと抑えたことによって(ヤクルト打線は)9回になす術がなかった」と高評価。「困ったときに真ん中に投げ込めるストレートに威力があるのがすごい。村上選手に(カウント)3−2からド真ん中。キャッチャーも真ん中に構えてフライアウトが取れるというのが今の状態の良さだと思います」と分析した。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』