5月9日、B2西地区3位でシーズンを終えた熊本ヴォルターズは、菅澤紀行、石橋侑磨、神里和の3選手を同日付で自由交渉選手リストに公示した。

 菅澤は今年2月に37歳の誕生日を迎えた194センチ92キロのパワーフォワード。2022−23シーズンからキャリア通算9チーム目となる熊本に加入すると、今シーズンは34試合に途中出場し平均1.1得点をマーク。チーム最年長の男はコート内での出番こそ少なかったが、能登半島地震に関するチャリティーグッズを発案するなどコート外での活躍も光り、「ノリさん」や「宣伝部長」の愛称で親しまれた。

 沖縄県出身で現在29歳の神里は、170センチ66キロのポイントガード。沖縄県立小禄高校から白鴎大学へと進学し、2018−19シーズンに当時B2のアースフレンズ東京Zの特別指定選手としてBリーグデビュー。その後、琉球ゴールデンキングスの練習生、島根スサノオマジック、仙台89ERSと渡り歩き、2022−23シーズンに熊本へ加入した。今シーズンはレギュラーシーズン全60試合に出場し、4.3得点2.9アシスト、3ポイント成功率37.0パーセントを記録。クォーターファイナル敗退となったプレーオフでも全2試合に途中出場した。

 福岡県出身で現在24歳の石橋は、190センチ85キロのシューティングガード。柳川高校から東海大学九州へ進学後、ライジングゼファー福岡でBリーグデビューを果たすと、今シーズンはキャリアハイのレギュラーシーズン55試合に出場。1試合平均5.3得点1.4リバウンド、3ポイント成功率34.7パーセントをマークし、プレーオフでは2戦合計5得点を挙げた。