◇3日(日本時間4日)MLB ドジャース―ブレーブス(ロサンゼルス)

 定期的な休養明けで2戦ぶり出場だったドジャース・大谷翔平選手は「2番・指名打者」で先発出場。無死二塁で始まる延長10回タイブレークの第5打席で同点の中前適時打を放った。

 試合はドジャースが8回に1点リードを追いつかれ、スコア2―2のまま延長戦へ。犠飛で1点を勝ち越された直後の10回裏1死二塁、抑え右腕イグレシアスと対戦。エンゼルス時代に共闘した右腕に対し、1ボール2ストライクから外角低めのチェンジアップを中前へ運んだ。これまで得点圏は打率1割8分4厘(38打数7安打)と苦戦していたが、ここはきっちりと役割を果たした。

 一塁ベース上では「カモン」と絶叫。昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝メキシコ戦で見せたかのような声で、味方を鼓舞した。

 第1打席は力のない一ゴロ、3回の第2打席は四球、5回の第3打席は空振り三振、8回の第4打席は四球だった。3回に今季6個目、8回に今季7個目の盗塁を決め、今季初の複数盗塁をマークした。