サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)は8日、スペインのマドリードで準決勝第2戦が行われ、ホームのレアル・マドリード(スペイン)がバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2―1で逆転勝ちし、2戦合計4―3として2大会ぶりに決勝に進んだ。

 レアル・マドリードは後半23分に先制を許すが、終盤に底力を発揮。同43分、ブラジル代表のビニシウスのミドルシュートを相手GKノイアーがはじいたところをスペイン代表のホセルが素早く詰めて同点に。さらに後半追加タイムには左サイドからのクロスをゴール前のホセルがワンタッチで押し込み逆転に成功。本拠地サンティアゴ・ベルナベウが歓喜に沸いた。

 「白い巨人」と言われる世界的な名門クラブがわずか3分で試合をひっくり返した劇的展開に、X(旧ツイッター)では「レアル・マドリード」がトレンド入り。「やっぱりレアル」と「レアルがレアルしてる…何だあの勝負強さ」「CLはレアルが勝つようになってます」などと賛辞が相次いだ。

 レアル・マドリードは6月1日(日本時間2日)にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる決勝で、ドルトムント(ドイツ)と対戦する。(写真はAP)