東洋大水泳部の平井伯昌監督(60)が14日、東京都内で取材に応じ、自身6大会連続”メダル”獲得への意欲をジョークを交えて語った。北島康介さん、萩野公介さん、大橋悠依ら金メダリストを指導した名伯楽は「コーチとしてメダルを取れなかったのは最初の2000年(シドニー五輪)だけ。私のキャリアのためにもメダル取ってほしいなと思う」と笑いを誘いながら、教え子の奮闘に期待した。

 パリ五輪代表には東洋大の松下和之(18)、竹原秀一(20)、卒業生の青木玲緒樹(20)=ミズノ、白井璃緒(24)=同=が選ばれた。この日、4人の練習を公開。3月の五輪選考会では松下が400メートル個人メドレーで瀬戸大也を、竹原秀一は200メートル背泳ぎで入江陵介さんを下した。平井監督は期待のホープについて「選考会の後、2人のびのびできている。ここからの2カ月半で伸ばせると思う。私も自信を持っています」と話した。