◇14日 ヤクルト1―2広島(松山・坊っちゃんスタジアム)

 相性抜群の球場でも待望の快音を響かせることはできなかった。ヤクルト・村上宗隆内野手は3打数無安打で4試合連続安打なし。昨季まで通算6試合で20打数8安打の打率4割、3本塁打、8打点を誇った松山・坊っちゃんスタジアムでも沈黙した。

 本塁打は4日の中日戦(神宮)から7試合、30打席連続でなし。王手をかけているプロ野球史上最年少の通算200本塁打はまたしてもお預けとなった。この日は4番を外れ、5年ぶりに3番で先発出場。高津監督が「気分転換です」と説明したリフレッシュ起用も起爆剤にならなかった。

 チームは1―2で惜敗。投手戦で競り負けた。試合後の村上は「明日、しっかり対策を練って勝てるように、次は打てるように頑張りたい」と強調。松山での2戦目で足踏み状態からの脱出を狙う。