◇15日 J1第14節 名古屋3―1FC東京(豊田スタジアム)

 名古屋グランパスは、FWユンカーがハットトリックを達成する活躍を見せ快勝した。ホームでは3戦ぶり勝利で、勝ち点を22に上積みした。

 先制のPKを獲得したのは、この試合がJ1通算100試合出場となったMF内田宅哉。相手のバックパスが中途半端になり、取りに行ったところ、DF森重真人に脚を引っかけられたかたちとなった。PKは、ユンカーがGK野沢大志ブランドンがこらえ切れずに動いたのを逃さず、中央に決めた。

 前半終了間際、MF森島司の右FKをDF三国ケネディエブスがヘディングでゴールネットを揺らしたが、VARの結果わずかにオフサイドだったと判断され、ノーゴール。1―0で折り返した。

 2点目は後半21分。MF小野雅史のロングボールで速攻を仕掛け、ユンカーがグラウンダーで打ち抜いた。3点目は、MF稲垣祥の右サイドからのクロスを頭で合わせ、山なりの軌道でU―23日本代表GK野沢大志ブランドンの頭上を超え、ネットを揺らした。

 後半33分にU―23日本代表MF荒木遼太郎に1点を返され、その後も猛攻を受けたが、しのぎきった。