昨季は日本プロ野球で活躍した前DeNAのトレバー・バウアー投手(33)と、前ロッテのルイス・ペルドモ投手(31)が、ともに現在はメキシコリーグで無双状態の活躍を見せている。

 昨季はDeNAで途中入団ながら10勝を挙げ、メジャー復帰を熱望するバウアーは4日、所属するレッドデビルズと1カ月の契約延長が発表された。これまで5試合の先発で4勝0敗。防御率1.50と47奪三振はともにリーグトップで、サイ・ヤング賞投手として格の違いを見せている。契約では6月1日まで、残り3試合の登板が予定されている。

 昨季はロッテで41ホールドを挙げたペルドモは大リーグのナショナルズとマイナー契約を結んでいたが、オープン戦で結果を残せず放出。しかし、メキシコリーグのティファナ・ブルズでは7試合すべて救援登板し、防御率1.29、7イニングで6奪三振と好投が続いている。

 メキシコリーグは日本とは違い、OPS(出塁率+長打率)1.0以上が13人という打高投低の中での好成績。DeNAはバウアーと今永昇太の先発2人が抜けた穴は大きく、ロッテは新外国人投手のコルデロとフェルナンデスが1軍登板を果たせていない。

 このため日本のX(旧ツイッター)では「まじで帰ってきてほしい」「今永、バウアーがローテにいた頃が懐かしい」「バウアー待ってるぜ!!」「ペルドモ選手を呼び戻しましょう本当に…」など、連日2人の名前が書き込まれ、復帰待望論が高まっている。