ボクシング東日本新人王ライト級1回戦(16日、東京・後楽園ホール)の前日計量が15日に東京都内で行われ、世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)の幼なじみで元Jリーガーの山口聖矢(30)=大橋=が60・9キロ、対戦相手の鈴木将斗(21)=本多=が61・0キロでクリアした。デビュー2戦目(1戦1勝1KO)の山口は「けっこう緊張しました」と笑顔を見せた。

 2月に行われた山口のデビュー戦では井上尚が計量から付き添っていたが、今回は一人。「独り立ちしました(笑)。尚弥から『ジャブとワンツーを極めれば結果はついてくるし、それだけでもある程度上に行ける』と言われて、徹底してやってきました。ワンツーが当たれば倒れるんじゃないかと思っている。トレーナー、井上家への感謝も込めて戦います」と話した。

 6日に東京ドームで行われた井上尚―ネリ戦ではベルトを掲げて井上尚とともに入場。「刺激をもらったし興奮しました」と振り返り、そのエネルギーを自らのリングにも持ち込む。