◇22日 巨人2−4中日(東京ドーム)

 竜の新・切り込み隊長がきょうもバットで快音を響かせた。3試合連続で「1番・遊撃」としてスタメンに名を連ねた中日・村松開人内野手が3回に左前打を放つと7回には中前適時打。5月7度目となるマルチ安打をマークし、「強引にいかず、ボールに合わせて打ち返せてよかった」。コースに逆らわない打撃に満足感を漂わせた。 まずは3回。外角直球を逆方向に打ち返すと、打球は三遊間を破って左前へ。さらに1点リードの7回は2死三塁で巨人・馬場の直球を中前へ打ち返した。点差を2点に広げる出場13試合ぶりの適時打に「あまり考え過ぎないように打席に入りました。(小笠原)慎之介さんを援護したかったので、打ててよかったです」と笑みを浮かべた。

 5打数2安打1打点。規定打席には5打席足りないものの、打率3割3分3厘とハイアベレージを残している。リーグトップのヤクルト・サンタナの3割2分7厘をも上回る“隠れ首位打者”だ。村松は「そこは気にせず、1日1日やっていければと思います」と冷静に受け止める。